間奏曲「駒草香る高原にて」, Op. 28

楽曲情報:

駒草香る高原にて 変ロ長調 / Bb-Major / B-Dur約5分

編成:

FluteI, II
Piccolo 
OboeI, II
BassoonI, II
  
Clarinets in BbI, II, III
Bass Clarinet in Bb 
  
Alto Saxophone in EbI, II
Tenor Saxophone in Bb 
Baritone Saxophone in Eb 
  
Horn in FI, II, III, IV
Trumpet in BbI, II, III
Tenor TromboneI, II
Bass Trombone 
EuphoniumI, II
Bass Tuba 
  
Contrabasses 
  
Timpani(4 kettles)
Glockenspiel 
Triangle 
Suspended Cymbal 
Cymbals 

音源:

(FLAC)

楽譜:

スコア譜
パート譜

動画:

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コメント:

東方楽曲の吹奏楽アレンジです。アビリティカードの異変が起きているさなかのある日、異変の当事者たちが妖怪の山の高台に集まって、ひとときの会話を楽しむ、という情景を描いた作品となっています。使用した原曲は、東方虹龍洞より「駒草咲くパーペチュアルスノー」「待ちわびた逢魔が時」「星降る天魔の山」「龍王殺しのプリンセス」の4曲です。

全体的な情景は「駒草咲くパーペチュアルスノー」で形作られ、その上で飯綱丸龍、姫虫百々世、菅牧典の3者のモチーフが展開されます。東方アレンジにしては珍しく長調が主体で、普段の激しいバトルとは対照的に、平和で緩やかなコラール調の音楽となっています。

東方吹奏樂団より委嘱を受けて作成したもので、第八回演奏会にて演奏されました。

 

緩やかなコラール調の序奏の後、変ロ長調で明るく伸びやかなA部が始まります。繰り返しの2回目では楽器が拡大され、「星降る天魔の山」「龍王殺しのプリンセス」のメロディが対旋律に入ります。ト短調のB部はやや物憂げな感じで、こちらも2回繰り返されます。後半には「待ちわびた逢魔が時」のメロディが対旋律として表れます。

続いてA部がハ長調で再現されます。ここでは全奏によるコラールとなり、3者のメロディが対旋律として添えられます。その後はイ短調となりますが、「駒草咲くパーペチュアルスノー」は一旦姿を消し、3者のメロディでの会話が交わされます。

そして、再びA部が回帰します。変ニ長調となってさらに対旋律が豊かになったコラールを再現すると、ゼクエンツの後、クライマックスで主調の変ロ長調となります。その後は序奏を回想しながら落ち着いていき、A部のモチーフによる短いコラール、そしてコントラバスとティンパニの柔らかい和音が響いて、曲は終わります。

作成:

2022/03/06 作成開始
2022/04/29 楽曲完成
2022/05/19 楽譜完成

初演:

2022/12/10 東方吹奏樂団 第八回演奏会

備考:

使用音源:EWQL Symphonic Orchestra、QL Goliath、
     Garritan Instruments for Finale
音源加工:Vienna Suite

著作権表示:

原作者:ZUN(上海アリス幻樂団
※ 本作品は東方Projectの二次創作です。
 
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